Travel in Mali その4

モプティ、バマコ、そしてナイロビ。



次の日、アブドゥのトラックはファトゥマ村の人々を乗せてモプティへ向かう。モプティからバマコ行きのバスに乗るため同乗する。アブドゥたちは、モプティで大量の砂糖や米やミレットを仕入れ、遠くの村々を一週間かけて配送して回るという。アブドゥの父ちゃんも同行している。

お世話になったみんなにお礼を言う。みんな別れを惜しんでくれる。

昼過ぎごろ出発するアブドゥたちのトラックに手を振る。

その足でバマコ行きのバスのチケットを買いに行く。出発は4時、まだ時間があるな。

目の前にはニジェール川、手漕ぎ舟がいくつか止まっている。対岸には村が見える。暇そうにしてた船の兄ちゃんが対岸の村々を案内してくれると言う。「一時間2000フランで、フラニとトゥアレグの村案内するよ。どう?」「もうちょっとまけてよ。」と聞くと「じゃぁ1500で。」と彼、「500じゃだめ?」「だめだめ、1500。」「1000でおねがい!」「う~んしょうがないなぁ」と言ったのかどうかわからないが、1000でOKしてくれた。約2.5ドルだ。




船はゆっくりとすべるように水の上を走り出す。風が気持ちいい!!!

だんだん対岸に近づく。茶色い土と茶色い家々。人々が川の水で洗濯したり、水浴びをしている。

2~3の集落を回る。トゥアレグの家々は四角いが、フラニの家は丸くドーム型になっている。



例によって子供たちが「レボンボン?」「レフォト?」とニコニコ近づいてくる。

名前を尋ね、こちらの名を言うと笑い出す子供たち。この村にもマサヤという名の人物がいるらしい。それともバンバラ語でマサヤ=チーフだからか?洗濯をしているおばちゃんたちも笑っている。




船が元の岸にたどり着いた頃、雨が降り出した。急いでバス乗り場へ走る。バスは大雨の中走り出す。一路バマコへ。バスの中のラジオから、ファラクティの野太い歌声が聞こえてくる。

バス乗り場でちょっと親しくなった、後ろの席のおばちゃんが、おもむろにメロンを割って差し出してくる。

「どこに行くんだい?」

「バマコ、おばちゃんは?」

「セグーよ。ジャポネかい?」

「うん、ジャポネだけど、ケニアから来た。」

「ケニアに住んでるのかい?」

「うん。」

「マリは好きかい?」

「うん大好き。」

「マリとケニア、どっちが好き?」

「どっちも大好き。」

その後おばちゃんは、携帯で撮った、自分の子供たちや家族の写真を見せてくれる。こちらも携帯で、ケニアの動画やマゴソの歌などを聞かせると、おばちゃん目を輝かせて喜ぶ。

車外はすっかり暗くなり、相変わらず雨が降り続けている。電気も無い一本道を、バスはガタゴト揺れながら、ひたすら走り続ける。時折、真っ暗な空を雷の筋が蛇のように走る。ラジオからはアルファブロンディの、やや悲しいレゲエ、「ジェルサレム」が聴こえる。

バマコには夜の11時ごろ到着、雨はやんでいた。都会の喧騒。タクシーに乗りモハメッドの家に向かう。道路に出て出迎えてくれるモハメッド。再開を喜び合う。



旅の醍醐味の一つは出会い。相手をリスペクトし、正直に心を開けば、相手の心もそれに応じてくれた。胡散臭いものは匂いでわかる。少々いやな思いをしても、そこには学びがあり、何らかの向上に繋がる。信頼できる友達を通して、いろいろな世界を垣間見る。数々の出会いに感謝。見たことの無い物、色、風景。聴いた事の無い音、言葉、音楽。空気の密度、水や食べ物の味、匂い。初めて訪れた場所でしか感じられないものがある。2回目はまた違ったものが見えてくるだろうな。また絶対行きたいマリ。

飛行機に乗って6時間、あっという間のナイロビは朝の5時。寒いっ!

タクシーの運ちゃんとおしゃべり。が、口からスワヒリ語がなかなか出てこない。

最後の曲がり角で「トゥインギエ、ハポクリア」(そこ右に曲がって)と指差しながら、やっとスワヒリ語が出て来た。

たった10日間だけど、人間の適応力って凄いな。

というわけでマリ旅行記終了。

明日はモンバサに行ってきます!


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